2007年 01月 21日
香川県まんのう町にある日本一のため池満濃池の堤防西詰めにある神野寺は弘仁十二年満濃池再築のため帰国された空海が、池を見下ろす神野山を聖地と選び創建された寺で、満濃池の守護道場としての使命が付与されていましす。そこで繁栄時の境内は、西は神櫛神社付近より、東は堂跡ケ峰にに至る一帯の広大な地域であったと言われています。
神野寺への参道までには多数の石碑が並びその多くは満濃池修築記念のもので、中には著名な歌人の歌を刻んだ歌碑もあります。 参道から本堂を見上げる 参道入り口の札所石柱 神野寺本堂 長年廃寺となっていた神野寺は昭和七年大師会の発願で、上里法照氏を中心に空海生誕千百年祭の記念行事として、神野寺の再興が計画され昭和九年に堂宇が完成しました。昭和三十年満濃池第三次嵩上げ工事で本堂は現在地に移築されました 本堂に御参りして左後ろを振り返ると、この世に生を受けなかった水子の地蔵群です。 水子地蔵の脇には「弘法大師恵の水」が涌いていました。 「弘法大師恵の水」に映る地蔵 恵の水が湧き出るところには沢山の苔が生しています。 見上げれば本堂鬼瓦に神の一字が見えます 本堂を左に抜けると大もみじが並んでいます。 秋の紅葉シーズンには綺麗なところです。 奥へ向いて歩くとすぐに道は二手に分かれて、右は四国霊場ミニ88箇所へのコースとなります。左は4・5mの坂道がありその上には青年大師像が建立されています。 本堂の南の丘の上に建つ弘法大師銅像は、香川県出身の小倉右一郎最大の傑作で、像高3,3mの空海青年像が3mの石の台座の上に立ち、満濃池を見下ろしている姿は真に雄大です。 大師像を後にして本堂前に続く下り坂を降ります 途中左にはりっぱな「不動明王」の石仏があります。 境内でお会いしたお遍路さんに伺うと「不動明王は数多い御仏の中でも わが国でもっとも尊崇せられる仏様です」と教えて頂きました。 さっき登って来た参道を満濃池を見ながらゆっくりと今度は下っていきます。 参道から見下ろす湖面には冬の渡り鳥が体を休めていました。 神野寺は満濃池の象徴であると共に真言宗善通寺派の寺院として現在でも弘法大師の教えを説いています。宗教心の薄い私などがお参りしたらさぞかし高僧空海がほくそ笑むだろうなと心のどこかで思いながら神野寺を後にしました。もうすく春が来るとこの参道にもお遍路さんのお念仏が響き賑やかになることでしょう 冬の神野寺は静けさの中に仏の存在を感じたようでとてもよい雰囲気でした。 ご訪問記念にクリックお願いします 人気blogランキング #
by koi-net
| 2007-01-21 11:50
| 文化・観光
2007年 01月 20日
冬とは思えない日差しに例年だと冬眠していると思われるモグラがどうも活発に活動しているようです。満濃池の堤防の東側 石積みが切れて土になった部分にどうも痕跡がありました。
下の写真の赤い矢印の辺りです。↓ 田畑などと違って締められた土なので、そう容易くは掘れないはずなのですがモグラらの手の力は相当なものなのでしょう 掘り起こした土があたり一面に広がっています。 「蟻の一穴」ということわざもあるくらいですからこれだけのモグラの穴がどんどん広がってしまうと・・と考えると蟻どころではなくなるような気がします。モグラはミミズが好物でそのモグラを追っかけて猪がまた土を掘り返しています。かりん会館前の「醍醐の桜」は根元付近を猪にやられて大変な事になっています。満濃池危うし!! 猪の被害も元を正せば山の荒廃からなのでしょうか? ご観覧記念にクリックお願いします人気blogランキング #
by koi-net
| 2007-01-20 14:55
| 不思議現象
2007年 01月 18日
満濃池は時として見るものを引き寄せるくらい神秘な表情を見せます。
池の堤防を東に渡り、やーこんうどんでおなじみのかりん亭横から少し急な階段を登ると池のほぼ全体が眼下に広がります。その昔高僧空海もこれとよく似た風景を目にしたのでしょうか 遠くに霞んで見えるのは大正時代までは盛んに阿波の国から峠を超えてやって来る借耕牛(かりこうし)で讃岐との交流があった讃岐山脈第二高峰大川山(だいせんざん)です。その上の雲の隙間から一直線に湖面に差し込む光を見ると満濃池の1300年の貴重な歴史が蘇ります。ここから見る満濃池は何と雄大ですばらしいのでしょうか それぞれの世界への扉をクリック人気blogランキング #
by koi-net
| 2007-01-18 17:06
| 不思議現象
2007年 01月 15日
讃岐まんのう太鼓保存会
2007年1月4日~2月4日まで(水曜日休館日) 結成当初から全国制覇の昨年までの記念ポスター・スナップ・なつかしい顏が沢山並んでいます。ぜひ一度ご覧にいらして下さい。まんのう太鼓の歴史です。 新たな世界への旅立ちにクリック人気blogランキング #
by koi-net
| 2007-01-15 09:42
| かりん会館催し物
2007年 01月 08日
今年の干支は「亥」とはいえ、満濃池周辺では被害続出です。かの豊臣秀吉があまりの見事さにこの桜の前で宴を開いたと伝えられる「醍醐の桜」の大切な根元付近を掘るは掘るは・・・ミミズやモグラなどの地中生物や筍などが好物と聞きますがこの桜の根元にはたしているのか不思議です。
現段階での対策は醍醐の桜の周辺の策に猪防御のネットを張り巡らすぐらいしか方法が無く、後は猪の出具合といったところでしょうか なおこの醍醐の桜は満濃池堤防東詰めのかりん亭の上かりん会館の前の林の中にあります。 またかりん亭のすぐ隣のかりん広場も写真のようにトラクターで起こしたように綺麗に?掘られています。猪の力って相当強力なものなのですね 皆様のご協力で少しでもランクアップをお願いしたいと思います人気blogランキング http://85998900.at.webry.info/200701/article_23.html#trackback #
by koi-net
| 2007-01-08 08:52
| 不思議現象
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